Inkscapeでオリジナルステッカーを作ろう- 最終回 –

Inkscape

休憩はできましたか?

それでは、ドライブレコーダー(カメラ)のイラストと、もう一つ文章を作成して、煽り運転防止用のステッカーを完成させましょう!!

タイトルの通り最終回ですから、今回の作業で完成します!!

はりきっていきましょう~♪

 

【3】カメラのイラストを作成しよう

1.それでは、ツールボックスから「矩形ツール」を選択して、カメラの部品を全て書きましょう。

部品① 幅:20、高さ:4、垂直半径0 ※全部品寸法の単位はmmです。
部品② 幅:10、高さ:8、垂直半径3
部品③ 幅:38、高さ:18、垂直半径4

上記の3つを作成したら、ツールボックスから「円/弧ツール」に変更して今度は2つ円を作成します。

部品④ 幅:10、高さ:10
部品⑤ 幅:4、高さ:4
※「円/弧ツール」での円の書き方は、まず適当な大きさで、大小二つの円をかきます。次にツールボックスで「選択ツール」を選択し、どちらか一つの円を選択します。すると、画面上部に幅や高さの情報が表示されるので、上記のサイズを入力し、同じようにもう一つの円の寸法も変更します。

2.部品④に白色の縁をつけよう
「選択ツール」を選択して、部品④を選択し、画面下の「ストローク:」の横にあるNoneの辺りをクリックして、画面右側に ダイアログ を表示させます。 

 

ダイアログの 「ストロークの塗り」タブを選択して、「塗りなし」を「単一色」に変更します。

次に「ストロークのスタイル」タブを選択して、「幅」の値を入力します。今回は、1.358にしました。

縁の色を白色に変更します。
ストローク「縁」の変更を行った円を選択した状態で、キーボードの「Shift」を押しながら、カラーパレットの白色を選択(クリック)します。

3.部品③と今白縁を付けた部品④を重ねます。
部品③と部品④の二つを選択して、「オブジェクト」→「整列と配置」を選択します。

画面右側に表示された ダイアログ の「中心を垂直軸に合わせる」とその下にある「水平軸の中心に揃える」を一回ずつクリックします。

できたら、グループ化しておきます。

4.カメラ部品全ての位置を調整してカメラのイラストを完成させる
それでは、部品①、部品②、先ほどグループ化した③④を選択して、画面右のダイアログ の「中心を垂直軸に合わせる」をクリックします。

次に、部品①と部品②をキーボードの下矢印「↓」で移動させて良さそうな位置まで下げます。
※マウスドラッグで下げると、せっかく中央揃えしたのが無駄になる可能性があるので、キーボードで下げると良いと思います。

最後に、部品⑤の赤い円の部品をカメラ本体の右斜め上位に移動したらカメラのイラストは完成です。

※それでは、完成したカメラをグループ化して、先に作成したステッカーの背景イラストの任意の位置へ移動しておきましょう。

それでは、煽り運転防止用ステッカー最後の仕上げ文を入力していきます。

あと少しですので、頑張りましょう!

5.文章を入力する
ツールボックスから「テキストツール」を選択して、「NOW ON RECORDING」と入力します。
さらに、もう一つ「テキストツール」で「安全運転実施中」と入力し、2つの文章部品を作成します。
※フォントは「sans-serif」、「Bold」に設定しました。

6.全部品の位置バランスを調整する
それでは、最初に作成したステッカーの背景部品の上に、今作成した二つの文章部品を重ねて、位置や大きさの調整をしましょう
「選択ツール」を選択して文章の部品を移動する

次に、「選択ツール」を選択した状態で、文章の部品を選択し、大きさの調整をします。

7.文章に白色の影を付けて装飾する
2つの文章の位置や大きさを調整して良ければ、二つの部品をグループ化して複製します。

複製した文章部品を選択して、画面下のカラーパレットから白色を選択(クリック)して複製した文章の色を白色にします。

複製して白色にした文章部品を元となる黒色の文章部品の右斜め下くらいの位置へ移動して重ねます。

位置が良ければ、白色の文章部品を選択した状態で、画面上のメニューから「オブジェクト」→「背面へ」を選択し、黒色の文章部品の後ろへ重なり順を移動します。

これで、煽り運転防止用のステッカー作成は終了です。
大変おつかれさまでした!!

後は、普通の紙や、ちょっと良い紙(光沢紙)などで印刷して、大きなクリアテープで車内(内側から)ガラスに張っても良いでしょうし、家電屋さんや、ホームセンターで売られている専用のステッカーラベル紙に印刷して車のボディへ貼るのも良いでしょう。

今回作成した手順を元に、ご自身で是非、オリジナルのステッカー作りに挑戦してみてください。

ここまで、お読み頂きありがとうございました。

 

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